冬木柊(ふゆきしゅう)
電子書籍「雪うまれ、真夜中そだち」に作品を寄稿しています。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08X1Y15JP
ラノベストリート
https://ln-street.com/novels/eb1b5618-58c1-45e1-a697-f25667e59ac8
ステキブンゲイ
https://sutekibungei.com/novels/808ff362-7c6d-4ee2-a0aa-4201822d465c
投稿された作品
夢みるようにあなたと
「あれが後ヶ島(のちがしま)ですよ、君嶋さん」
「後ヶ島、それは?」
「浦島の太郎はあそこで亀を助けたらしいですよ」
その時、曇り空から太陽の陽が奇岩を照らし出した。
「神秘的な光景だ」
「人魚伝説はこの光景をもって生まれたんでしょうね、ただこの地方では死を呼ぶ尼の方が有名ですが」
都会から過疎地域の母の実家の村に引っ越してきた小川十裳美(ともみ)。十裳美は全生徒数9人の学校へと転校することになり、そこで同じ年の少年、藤原充男と出会う。充男はこの村の宗教家の跡取り息子だった。小さな村は古代宗教の信仰に支えられ、皆、仲良く、平和だった。しかし、時は、この古代宗教の村では運命の日が迫っていた──。
イラスト:@misaki_86__
ホラー•スリラー 全17話 連載中
女子大生純文学作家は異世界に転生したくない!?
高橋ひまりは、十八歳の時、自らの青春を小説にし、賞を受賞。大学にも合格し、春に東京に上京。学生生活と文壇デビューを期待した。その幸せは約束されていたはずだった。しかし、突然発生したCOVID-19。世界はパニックに陥り、ひまりは 大学二年の春からずっとリモート授業となり、味気ないぼっちの毎日。勉学による精錬も恋物語(ロマンス)も皆無だった。ほんとうに。
ひまりの心は自然と文学に向き、数多く小説を書いた。それを自分に賞を与えた出版社に持ち込んだ。そしてこう言われる。
「もう純文学の小説は売れない、COVID-19も落ち着いた今、人は出会いを求めている!、マッチングアプリでたくさんの人とデートして体験記を書く!、これで決まりだよ!、『文科系エロ』ってやつだね」
文学まで終わったなんて!
その時、ひまりに声をかける人物が現れた。理工学部の准教授・十郷だった。
「君、異世界に行ってみないか?」
イラスト : @nekogeorgelily9
空想科学 全23話 完結