2024年3月、東北地方の小さな牧場で一頭の牡馬が誕生した。 不屈の王と怪鳥、そして摩天楼の幻影の血を受け継いだ漆黒の馬体は鮮烈なデビューを果たした。 中央から世界へ、日本いや世界を次々と制し後世にはある逸話から『月夜の亡霊』『月光の申し子』と呼ばれることとなる。 【キャッチフレーズ】 今日、あの甘えん坊が走ります。私の全てを授けてくれたあの偉大な甘えん坊が……。

「ねぇ、廃村探索しない？」 そう言い残して私の友人は失踪した。残されていたのは廃村の航空写真とSNS上でのやり取りだけ。友人は何処に消えてしまったのか。 私は残された少ない手がかりを頼りに友人の後を追うようにして廃村へと向かった。 『ようこそ繝槭ロ繧ｭ繝ｳ【ﾏﾈｷﾝ】旅館にお越しくださいました。どうぞごゆっくりと当館でお過ごしください……』 【キャッチコピー】 着飾られるモノたちにも魂はある。それが良性なのか悪性なのかはわからないが……。

俺か？俺はなアキヨシってんだ。仕事よりも三度の飯が好きなフリーの運搬屋さ。居住区から居住区へ荷物を運ぶ仕事さ。 食い物から機械、武器なんかも運んだな。ただ……あの仕事は奇妙だった。クボタの上様からの依頼だったんだがな。 え？内容はどうしたって？そいつは極秘……え？別に話しても構わないって？しょうがねぇなぁ。 あれはしばらく前……そんな昔じゃないって？いいじゃねぇかよ雰囲気だよ雰囲気。 俺はソロのポーターとして働いてたんだ。たまたま俺の故郷クボタに戻ることができた時の話だ……。 【キャッチコピー】 俺の相方は不思議っ子……かもしれない

ロビベルβ小説大賞用の短編小説です https://twitter.com/velno_yomi/status/1576142353974206464?s=20&t=1px66AzFFAIyNmjDQYkQAw

某所で募集のあった食べ物連想ゲームです 答えは調べるか私のTwitterDMまでお願いします

ラノーヴェンは地球調査員である。 今日も大いなる謎に挑むのである。

季節感がｶﾞﾊﾞｶﾞﾊﾞな短編です。

大学生の冨永沙百合は講義を終えて全身が不自由なガールフレンドと旅にでようとするおなはし

こんにちはー！私はスカイ、空の運び屋をやってます。 荷物を素早くそして確実に運びたいのなら私にお任せ！ 手紙から何でもお任せして下さい！ だけど重たいものはごめんなさいね ご依頼は職人街シャロのブリーズデン通り33番地まで！

新たな世界に旅立つ二人の馴れ初め的な短編です

ウイスキー……命の水とも呼ばれるこの酒は古来より人々の喉を潤していた。 それは禁酒法下で暮らす人々も同じであった。 ギャングと呼ばれる人々が密造酒を売りさばき人々は命の水を求める。 ……それが終わりの始まりとも気付くことは無くグラスに注ぎ口へと運ぶ…………

小さな喫茶店の店主ははじめて違う茶葉を使ってみる。そんなお話です。

国鉄伊瀬貝線伊勢貝駅 とある県庁所在地から少し離れた終着駅。 都市部の駅を朝六時時発車の下り列車から22時発の上り列車まで一一往復の小さな国鉄線。 客車数両がディーゼルか蒸気の機関車でゆったりと運行している。 どこにでもありそうな地方特有の赤字国鉄線だ。 だが他の赤字続きの国鉄線とは違い関係者しか知らない秘密があった。 朝に二本、昼に一本、夕方から最終まで二本都市部へと向かわない列車がある。 いつからそんな列車が運行されるようになったのかは誰も知らない。 伊瀬貝町民も気にしている人もおらずさも日常のように『あちら』から『こちら』に来る人々のことを歓迎していた。 そんな人々を載せた列車は今日も走り『あちらの住人』たちからは『急行異世界線』と呼ばれている。