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(漢字イイネ!!>聖★漢闘士=ヅオンさん
【キャッチコピー】漢字るかい? それとも微漢字るかい? 偽漢字るじゃないのかい――?
ふとしたことから異世界に転移したごくごく普通の珍名高校一年生「愛咲 丹生人(アイザク ニュート)」は、日本各地の珍名高校一年生四十名ほどと共に、諸々を取り仕切る猫耳女神から有無を言わさず「能力」を与えられ、正体不明の「七曜」と呼ばれる「敵」を倒すことを強制されてしまう。漢字の部首を模した能力を宿す黒い玉「部首魂《ラディカルソウル》」……使い方次第では世界を統べる代物であることをいち早く察した漢字検定準一級保持者であるところのニュートだったが、自らが引いた「部首」は使いどころも該当漢字すらも定かではない超絶マイナー部首「鼎(かなえ)」なのであった……開幕直後の絶望の中で、それでも次々おみそ仲間を得ていくニュート。噛ませ犬という概念を擬人化したかのようなイキれ眼鏡坊主「小鳥捕食 在孝(タカアリ アリタカ)」、古文書に記されている原始ツンデレの使い手、現役トップJKモデル「遠藤 ダリヤ」こと「猿闘 誰哉?(さるばとる だりや?)」、人の良さがいつも困り笑顔のハの字眉から放射されているベトナムからの留学生「袁文陽(ヴィエン ヴァン ヅオン)」……諸々モメながら四人は「異世界」へと着到するもそこは敵ボスがひとり「月の七曜」の居城のほど近く。まったり異世界ライフを満喫する間もなく、「鼎」に宿る謎の妖精カナエの導きも受け、「部首魂」を顕現する能力「聖★漢字《セカンヅ》」の力により、敵の刺客たちとの摩訶不思議なる漢字バトルへと己が身を投じさせられていくのでありました……
異世界転生•転移 全48話 完結
(ハードスクラブル for the)ハイ×クロス×ブリッ×ダー
【キャッチコピー】――少女は、鋼鉄巨人の夢を見るか?
都立の工業高校に通う女子高生アーヌは、いわゆる日本的な「巨大ロボットもの」に耽溺する、ちょっと残念ハーフな女の子。今日も今日とて「鋼鉄兵機」という名のロボットで、巨大な怪物たちを撃ち倒すという極めて空想科学じみた夢を見ては、ベッドから落ちて真顔で硬直したり、寝坊して遅刻しそうになりながらも本当にトーストをくわえて駆けていこうとしたり、登校を挟んだ一限目の歴史の授業中に先生の眼前にて半目で二度寝したりと、残念な毎日。
しかし、徐々にその夢が連続性を持っていることに気づかされたアーヌは、その「異世界」の中で人型の鋼鉄兵機に搭乗し、戦う女性―アルゼの超人的な操縦技術によって敵を屠っていく姿に、いつしかのめり込んでいく。そして、
「異世界」が思考のすべてに浸食してきた時。
視座は撹拌され、ひとつの焦点に集約する。
ロボット•巨大メカ 全41話 完結
言ノ葉紡ギ∉かえりミる
【キャッチコピー】言ノ葉……my love……
予期せぬ怪我によって高校生活最後のインターハイへの道を断たれたカブラヤは、陸上競技での推薦を諦め、惰性で受験勉強をこなす毎日。そんな中、図書委員の代役を何気なく務めたところで出会った下級生ミササギの本能的に逆らえない勧誘を受けた結果、何をするのかすらまったく分からない「言の葉部」というものになし崩し的に入部させられることとなったのでした。カードバトルを模したその「KOTONOHA」という競技で「世界一」を目指すこと、ミササギ部長のそのゆるぎなき信念とあと何かに惹かれ寄り切られるようにして徐々にそれにのめり込んでいくカブラヤ。カードそのものの強さが勝利に直結すると考え、遠い記憶にあった湘南の祖父家の庭に埋めてきたカードを仲間たちと探しにいったり、夏祭りでミササギ部長との距離を縮めてみたり、言の葉を駆使して告白したりと忙しかった彼ですが、チームメイトのひとり無藤サユキの抱える難病のことをひとづてに知り、「KOTONOHA」世界大会の優勝賞金をその治療費の足しに充てるよう、更なる決意を込めるのでした。そして迎えた大会。VR空間で行われるそれは、言の葉により相手の平常心を揺さぶることでそれに即した痛撃を物理的に撃ち合うというデスマッチ的な割と物騒なものであったものの、ミササギ率いる七人の精鋭たちは、自らの資質と練習の成果を遺憾なく発揮し、対局相手を容赦なく屠りきっていく。のですが……どうなるッ!?
VR•サイバー空間 全26話 完結
いつか、俺が俺を好きであるとき
【キャッチコピー】――記憶が形づくるのは、果たして。
交通事故により、家族と、自らの記憶の大部分を失った柏木恵一。失われたものを探しもがく毎日の中で、担当の医師、さくらとの間にほのかな恋心が芽生え始める。満ち足りていく日々のその一方で、柏木は自分が無意識下で綴っている断片的な走り書きが、ことごとく未来を予測していることに気づく。記憶と引き換えに得たもの、それは未来予知の能力なのか? 逡巡する柏木の前に、その能力に感づき、利用しようと目論む不穏な影と、さくらを狙う恋敵の姿がちらつく。「記憶」とは。そして「自分」とは。
サスペンス•ミステリ 全64話 完結
アッサラーム!アライくん
【キャッチコピー】――世界は、ARAIで廻ってる。
<次回予告>
「アララのバカっ!! が、立った……ッ!?」
ジロー渾身のつっこみも、「1Q85年」に思いの全てが捉われているアライくんにはまったくもって通じる気配が無い……ッ
絶望的な状況の中、それでもジローは親友のため、あるいはよく分からない義務感のようなものに背中を押されるようにして、満身創痍の身体で立ち上がるのであった……
ジロ「ガイアよ……僕にッ、囁きかけろぉぁアアアアッ!!」
その文字通り意味不明な叫びに呼応するかのように、でっぷりとした腹に嵌まったベルトから一条の眩い光が放たれる。中空に描き出される光の文字は<四面楚歌>。
ジロ「変身ッ!! しめぇぇぇんッ!! ソッカァァァァッ!!」
外界から隔絶される仮面とスーツをその太い身に纏いし時、匿名性を帯びたがゆえに容赦の無い、臆面無きツッコミ改革がジローの内面で激しくスパークするのだ!!
ジロ「オィィッ!! オイ、オィィィ!! ……ハッ!?」
が、その背後には既に、屈みこんだ姿勢で胸の前で印を結び終えていたアライくんの姿が……ッ!!
アラ「愛無きつっこみに意味はじゃ無ぎがいり。こが直腸へのつっこみばにで目ば覚まそりまっちょがジロー!! おおおおおああああッ『あら!いい最終極技』ッ!! 『あ、な~るほど!ジ/エンド/オブ/ザ/ワールド』ぉぉぉぉあああああああッ!!」
中腰無防備状態の菊門に、天突かんばかりに反り返った褐色の中指指弾が、無駄にバネを有する背筋力により真っすぐなベクトルへと変換されつつ撃ち込まれていく……ッ!!
人間の尊厳を奪い尽くす絶技は、ジローに完璧なる諦観と、残忍なまでの現実を突きつけるぞッ!! でも、ここさえ耐えきれば……耐えきれればジローの勝ちなんだからぁぁぁッ!!
次回「アッサラーム! アライくん」第128話「ジロー死す」。アライーナイトフィーバー、レディィィィィぁッ、GOOOOOOOOOOOOOッ!!
学園•青春 全42話 完結