#騎士 の作品
その華の名は
一般的な侯爵令嬢とは一線を画し、武芸もたしなむ程自由に育てられた独立独歩の気質のカテリーナと、才能豊かで色々突き抜けた姉妹を持っている為、「自分は姉妹と比べたら、単なる秀才に過ぎない」とうそぶく腹黒公爵令息ナジェークの、出会いから無事に結婚に持ち込むまでの紆余曲折迷走ストーリー。
自分達の都合で自分の政略的な縁談を模索する兄夫婦とカテリーナが陰に陽にバトルを繰り広げつつ、時期王位継承にからむ対立派閥にそれぞれ属している両家の障害を排除すべく、ナジェークが暗躍します。
【悪役令嬢の怠惰な溜め息】スピンオフ作品。「カクヨム」からの転載作品です。
フライ・ア・ジャンプ~絵から始まる事件~
【ダブル・シャッフル】続編。
近衛騎士団に籍を作り、結婚したはずなのに婚家の面々も味方につけ、独身寮で遅れた青春を謳歌していたアルティナだったが、予想外の騒動に巻き込まれる事に。
友人の趣味が高じて購入した絵がきっかけで、第二王子が絡んできた上、アルティン時代の前任者のアトラスが、麻薬密輸の情報を掴んで王都に来訪。そして有名画家の経歴詐称疑惑まで発展し、王太子の命の下、近衛騎士団で密かに調査を始めるが……。
相変わらずアルティン内在と偽っているアルティナが、巻き込まれた陰謀を暴いて黒幕を粉砕しつつ、友人の恋模様を見守りながら奔走。「カクヨム」からの転載作品。
乙女ゲームの悪役令嬢になったから、ヒロインと距離を置いて破滅フラグを回避しようと思ったら……なぜか攻略対象が私に夢中なんですけど!?
「イザベラ、お前との婚約を破棄する!」「はい?」悪役令嬢のイザベラは、婚約者のエドワード王子から婚約の破棄を言い渡されてしまった。男爵家令嬢のアリシアとの真実の愛に目覚めたという理由でだ。さらには義弟のフレッド、騎士見習いのカイン、氷魔法士のオスカーまでもがエドワード王子に同調し、イザベラを責める。そして正義感が暴走した彼らにより、イザベラは殺害されてしまった。「……はっ! ここは……」イザベラが次に目覚めたとき、彼女は七歳に若返っていた。そして、この世界が乙女ゲームだということに気づく。予知夢で見た十年後のバッドエンドを回避するため、七歳の彼女は動き出すのであった。
運命への復讐者―狂った運命に立ち向かい、あるべき未来を取り戻せ―
これは、信じたものに裏切られ落ちぶれて以来、擦れた生活を送る憲兵の少年(外見10歳/中身26歳)が、心に傷を抱える仲間たちと共に、失ってしまった生きる意味を取り戻すため、理不尽な運命に立ち向かうという、人生の再起をかけた闘いと、その先にある希望の物語です。
任務の失敗で子供化してしまった、稀代の天才魔術師エフェルローン。
子供化ばかりか魔力までも激減してしまい、もはや天才どころか世界でも指折りの最弱魔術師と成り果てる。
しかも、天才故に買っていた恨みや嫉妬により、上司や同僚にも見放され、陰湿な嫌がらせさえ受ける羽目に。
心の平安を求め、目立たぬようそつなく憲兵としての任務をこなすこと、数年。
やっと手に入れた平凡で穏やかな生活は、とある大きな事件の判決と、一人の新米女憲兵の入庁、そして新たに言い渡された任務により脆く崩れ去っていく。
そしてそれを皮切りに、呪われし少年エフェルローンの狂った運命も再び動き始め――。
果たしてエフェルローンは、無理やり相棒にされた熱血新米女憲兵を撃退し、平凡という幸せを取り戻すことが出来るのか。
そして、新たに下された任務により炙り出される様々な人々の心の闇と、その事件が引き寄せる、過去にあった痛ましい大きな事件と、その事件の背後にあったえげつない陰謀の真相とは――。
心に傷を抱える仲間たちと共に、支え合い励まし合いながら新たな生きる意味を求め、事件の捜査に真剣に乗り出すエフェルローン。
運命に魅入られ、運命に翻弄された男は、狂った運命との戦いの先に、一体何を見、そして何を掴み取るのか。
長期休暇で魔境制覇
【リスベラントへようこそ】続編。
無事リスベラント聖騎士最高位《ディル》の一員となり、周囲の抵抗勢力を黙らせたつもりだった藍里だったが、本来求めてはいなかった地位には、もれなく義務も付いて来た。しかもそれが辺境地域の魔獣退治、身内は好き勝手し放題、反目している勢力はここぞとばかりに刺客を送り込んで来て、藍里の怒りは沸騰寸前。周囲に迷惑と困惑を振り撒きながら、藍里は取り敢えず夏休み期間中の任務達成を目指す事に。
相変わらずマイペースなヒルシュ(来住)家の面々と、それに振り回される周囲の人間模様を書いていきます。
「カクヨム」からの転載作品。
ダブル・シャッフル~跳ね馬隊長の入れ替わり事件~
建国以来の名門、グリーバス公爵家のアルティナは、生家が保持する権益と名誉を守る為、実在しない双子の兄アルティンを名乗り、国王直属の近衛騎士団に入団。順調に功績を立てて緑騎士隊隊長に昇進するも、実父の思惑により表向き死亡した事に。更に本来の名前に戻った途端、厄介払いの縁談を強制され、彼女の怒りが振り切れる。自分を都合の良い駒扱いしてきた両親に、盛大に蹴りを入れてから出奔しようと、策を巡らせ始めたアルティナだったが、事態は思わぬ方向に。飲み仲間の同僚と形ばかりの結婚、しかも王太子妃排除を目論む一派の陰謀に巻き込まれて……。
稀代の名軍師の異名が霞む、アルティナの迷走っぷりをお楽しみ下さい。
カクヨムからの転載作品。
竜鱗騎士と読書する魔術師【完結】
讃え、崇め、喝采せよ。
偉大な知恵に、我らの師に。女王国よ永久であれ。
古本屋の100円コーナーで、とある小説を買った日長椿(ひながつばき)はその帰り道に何者かに殺された。
女王によって統治される魔法の王国、翡翠女王国で目覚めた彼を待ち受けていたのは、紅の王姫、紅水紅華(こうずいべにか)。
運命の少女の導きにより椿は魔術学院の教師に仕立て上げられる。
折しも翡翠女王国は陰惨な連続殺人事件と強大な竜の脅威、そして謎の魔法書『青海文書』をめぐる陰謀に苛まれていた。
紅華の姉姫を守る美貌の騎士や紅華に付き従う天才医師、そして椿を殺した何者かの運命が交錯するとき、翡翠女王国に巣食う血塗れの秘密と悪が目覚める。
【作者より】異世界転移したと思ったら四六時中竜の脅威に晒されており、しかも原則魔術禁止で有資格者か竜鱗騎士、または女王しか魔法が使えない世界で七転八倒する主人公の話です。主人公は青海文書(せいかいもんじょ)を手に入れ、魔法学院教官になりますが、その魔法は代償が大きく、自らの肉体の一部を捧げなければ使えません。だいたい100話くらいで真相がわかり、ラストバトルを終えると真犯人がわかる構成となっております。