#異世界トリップ の作品
Wheel Of Fortune
――これは始まりにして終わりの物語――
かつて蒼にはユアリーと呼ばれた世界があった。 その世界は祝福されて生まれたが、滅びの道を辿ることとなる。
2009年 日本。本州西端の地方都市結市。
結 高校ミステリークラブの面々は 高校に伝わる七不思議のひとつ「影鏡」の調査に乗り出す。
影鏡の主は詠う。
<始刻来りて……歯車は廻る……世界は謳う……嘆きの悪夢<ゆめ>を……>
かくして前世の縛鎖を巡る絆の物語の幕は開かれる。
――世界が望むのは絶望か、希望か――
※PG-12程度の表現を含みます(NLGLBLでキス程度まで描写あり)
リビドー☆バトル ~偉大な芸術家たちの受肉1グランプリ~
結城青年は志半ばで死んだ。
転移したそこは見知らぬ意識世界。創造者は偉大な芸術家・ブグローを名乗る。
彼は言った。
「リビドーで闘いなさい」
よく分からないバトルフィールドで行われる、訳の分からないリビドー☆バトルに巻き込まれる結城青年。
対策をしようにも勝敗基準ですら意味不明で、彼はいよいよ頭を抱える。
しかし結城青年は、己にある類稀なるリビドーに気付いていなかった。
リビドーとは、単なる抑えきれない性的欲求なのか。
己のリビドーを研ぎ澄まし、闘いの果てに掌に残るものは果たして虚無なのか。
愛と飢え、生。そのあとさきに。