#姫 の作品
竜鱗騎士と読書する魔術師【完結】
讃え、崇め、喝采せよ。
偉大な知恵に、我らの師に。女王国よ永久であれ。
古本屋の100円コーナーで、とある小説を買った日長椿(ひながつばき)はその帰り道に何者かに殺された。
女王によって統治される魔法の王国、翡翠女王国で目覚めた彼を待ち受けていたのは、紅の王姫、紅水紅華(こうずいべにか)。
運命の少女の導きにより椿は魔術学院の教師に仕立て上げられる。
折しも翡翠女王国は陰惨な連続殺人事件と強大な竜の脅威、そして謎の魔法書『青海文書』をめぐる陰謀に苛まれていた。
紅華の姉姫を守る美貌の騎士や紅華に付き従う天才医師、そして椿を殺した何者かの運命が交錯するとき、翡翠女王国に巣食う血塗れの秘密と悪が目覚める。
【作者より】異世界転移したと思ったら四六時中竜の脅威に晒されており、しかも原則魔術禁止で有資格者か竜鱗騎士、または女王しか魔法が使えない世界で七転八倒する主人公の話です。主人公は青海文書(せいかいもんじょ)を手に入れ、魔法学院教官になりますが、その魔法は代償が大きく、自らの肉体の一部を捧げなければ使えません。だいたい100話くらいで真相がわかり、ラストバトルを終えると真犯人がわかる構成となっております。