#両片思い の作品
夢見る頃を過ぎても
【零れた欠片が埋まる時】続編。
これまで年の離れた異母妹清香(さやか)を溺愛していた清人(きよと)だが、自分の妨害にも挫けずに食らいついた異父弟聡(さとる)と清香が付き合い始めた結果、未だ独身にも関わらず娘を取られた物悲しい父親気分を疑似体験中。そんな兄を心配した清香が清人の縁談を画策するが、実は清香の知らない所で女性の出入りが激しかった清人には、以前から密かに想い続けている一人の女性が存在していた。
突如として浮かび上がった予想外の人物の名前に、周囲の人間は激しく動揺しながらも何とか二人の仲を取り持とうとするが、長年擦れ違っていた両者の間がそう簡単に近付く筈も無く……。そして本人達も知らぬ間に、運命の歯車が静かに回り出す。どこから見ても完璧と思われる、清人の数少ない弱点とトラウマが、恋の行方と話の進行を思い切り阻害する予定です。
カクヨムからの転載作品です。
運命の王子様はすぐそばに
⭐キャッチコピー⭐
『両片思いの男女が両思いになる瞬間の物語』
🍀あらすじ🍀
咲良愛姫(えらあやめ)は所謂ホワイト企業といわれる会社に勤めている。
自身が完璧主義者のため個人的に社畜化(ブラック)して働いている。
そんな愛姫の楽しみは、毎月第一週の金曜の0時に生配信される弾き語りのインスタライブ。
愛姫はボカロPでもある推しのミキミキくんの大ファンで彼の存在と彼の音楽が生きがいなのだ。
インスタライブが終わり、朝までコースの仕事を開始する。
すると、そこにチームの後輩である未来埜王子(みきやおうじ)が差し入れを持ってやってくる。
数日後。
愛姫と王子は横浜の取引先へと行くことに。
仕事が終わり帰社しようとする愛姫を王子はランチに行こうと誘う。
二人で山下公園を歩いていると海が見えてくる。
王子は海が嬉しく、一人で海へと走っていってしまう。
そんな時、推しのミキミキくんがインスタのストーリーズに追加したと通知が届く。
急いでそのストーリーを見ると、海の写真と
「大好きな人と来る海って最高だよね!」と書かれていた。
運命の王子様が愛姫の前にーー。
憧れの大好きな王子と結ばれるシンデレラストーリー。