#ベルノ朗読企画 の作品
愚神と愚僕の再生譚
異世界からやってきた渡人《わたりびと》が、地球人との共存を図る世界。彼らは幻出する化け物――堕神《だしん》を排除することで、生存の権利を得ていた。
少年リュートもその例にたがわず、訓練校にて堕神排除のすべを学んでいた……はずだった。
(くそ、なんで俺がこんなこと)
リュートは地球人だらけの教室内で、ひとり毒づいた。
彼に与えられた特別指令は、地球人の高校に入学し、学校生活を送りながら生徒たちを護ること。加えて訓練校にて自身の訓練カリキュラムもこなさねばならないのだから、ハードモードもいいとこだった。
コンビを組むことになった仲間は、かわいい顔してどこか思考がぶっ飛んでいるし、ルームメートは高みの見物。
さらには衛護対象校を危険に陥れている原因が、他ならぬ生徒自身であるという疑惑まで持ち上がって……
「『出しゃばるな犯罪には対処しろしかし乱暴するな』とか、ほんっとワガママだよな地球人って!」
世界を護る。神を殺す。地球人の生きた盾となる――そんな愚直に生きる者たちが織りなす、再生物語。
◆2021/09/20 第1章 完結
◆2021/11/04 第2章 完結
◆2022/01/14 第3章 完結
◆2022/05/23 第4章 完結
◆2022/06/10 番外短編 完結
◆2022/10/26 第5章 完結
◆2023/02/26 第6章 完結
ほら、君らの好きな『異世界転生モノ』だよ
こことは違う世界”ブルバ”は、いつ平和の均衡が崩れてもおかしくない『危機的状況』に陥っていた。
それを憂いた”ブルバ”の神々は、異界の神と連携し この事態の打破に向けた、処置を講じることにする。
具体的には『異世界転生・転移』を行い、異界の知恵を以てこの危機を打破する というものであった。
……真面目に解説するの、ここまでで良い?
え、だめ?
いや、でもさ、どうせ1章目からやらかしてるんだから、早かれ遅かれバレるじゃん?
こんなところで、演出こだわっててもしょうがないって。
で、アレでしょ?”なろう”とか”ピクシブ”とか”ノベルアップ”にも公開するつもりなんでしょ?
え、するつもりないの?
えぇ……もっと、読者に媚びる努力した方がいいと思うよ?
トリムルティ~まほろばの秋津島に まろうどの神々はよみがえる~
インド神話世界×現代高校生が織りなす学園青春ファンタジー、ここに開幕!
⭐第一部、第二部まで完結
~第一部 兆しは日出ずる国に瞬く~
インドの由緒ある僧院で、「清廉潔白で出世欲のない『学者馬鹿』」と称されるアストラ師。
実は、「わが君」と称える主を守るため、本来の才覚をひた隠しにしている。
ある日、主から突然の呼び出しを受ける。
そして、舞台は日本へ。
コミュ障気味(本人は気にしていない)の高校生・高天俊(たかま・しゅん)17歳のクラスにエキゾチック美形の遠野和矢(とおの・かずや)が転校してくる。
学校中で注目の的になる和矢が俊の属する美術部に入部したことから度々騒動が巻き起こり……。
一方、同じく転校してきた和矢の妹・美矢(みや)を不良達からかばったことで、俊は恨みを買ってしまう。
そんな俊には、中学からの親友、吉村正彦(よしむら・まさひこ)だけが知る秘密があって……。
異国の神の依代「生神(クマリ)」に選ばれたの少年らを、否応なく巻き込む愛憎の渦。
この出会いが招くのは、破滅? 再生? それとも愛?
~第二部 日沈む国から来たる彗星は光輪を蝕む~
陰惨な流血事件から四ケ月、高天俊(たかま・しゅん)は、思いが通じ合った恋人の遠野美矢(とおの・みや)と平穏な日常を取り戻し、スクールライフを満喫していた。一方、瀕死の受傷から回復した三上加奈(みかみ・かな)は、恋人、井川英人(いがわ・えいと)の大学復学を祝い、誘われてキャンパス見学に訪れる。そこで出会ったイギリスからの留学生、晃=ケネス・香月(あきら=ケネス・かづき)に熱烈なアプローチを受け、拒絶しながらも戸惑いを感じる。
進路選択の時期を迎え、それぞれが自分の将来について考え始める中、遠野和矢(とおの・かずや)もまた、日本を離れる決断に迫られるが……。
再び訪れる神々の争い……愛と怨恨があざなう悲劇の連鎖を断ち切れ!
※第三部準備中です しばらくお待ち下さい
風蕾の魔術師 -潮風の音は渡る-
風使いのラァノは、傭兵本部(ザルダナ)からの依頼で、寂れた漁村スド村に訪れる。
いかにも貧しい様子の村に、ラァノは相手から依頼を断わらせようと考えるが――。
キャッチコピー
ガラが悪けりゃ、口も悪い。だけど金と子どもにゃめっぽう弱い風使い――魔術師【風蕾(ふうらい)のラァノ】が悪態を吐きながら村を救うまでの物語。
おいしいスープカレー
高部翔太(38歳)は都内にある商社に勤めるサラリーマン。
現在、1LDKマンションで妻と娘の3人で暮らしている。
今日は『特別な日』で娘が夕食を作ってくれるらしいのだ。
出された料理は『スープカレー』。おいしい匂いが立ち込め食欲がそそられる。
そんな『おいしいスープカレー』が出されるも、翔太はある事情により食すことは出来ない。
特別なこの日、翔太は娘からとんでもないことを告げられるのであった。
とりあえず全力で ―外界由来害獣駆除班活動記録―
誰かが消える時、何者かがやって来る。それは、まるで世界のバランスを取るかのように。
現代社会には有り得ないはずの「幻獣」。
それらが害を成すと判別された時、「外界由来害獣駆除班」は現れる。
特異な能力を有する彼等は、果たして幻獣を駆除することができるのか。
今日も駆除班は街を駆ける。
我が友、その死について
宿屋の店主・バノンが語るのは友・エリュートの生き様と死に様。
いかにして彼はその結末を選んだのか。
バノンはただ語ることしかできない。かつての友として。覚えていてくれと、託された者として。
ファンタジー世界で謎の連続殺人事件を追う男と、その顛末の物語。
■配達員■の諜報天国
【キャッチコピィ】
この戦場に、弾丸(たま)は飛ばない。
【予告編】
諜報天国――。
策謀飛び交う、ここは戦場。
ゆえに■配達■、これも戦い。
想定外。〈マークされたわ〉
臨機応変。〈了解、プランB〉
しかし。〈張られてないか?〉
どうにも。〈本命をお願い〉
雲行きが。〈敵が黙ってるか?〉
敵の影。〈1人残ってる〉
迫りくる。〈フォローするわ。行って!〉
引き離せ。〈抜け穴を〉
手を尽くせ。〈座標を送るわ〉
衆人環視の戦場で。
敵意と害意が密かに絡む。
【■配達員■の諜報天国】
この戦場に、弾丸は飛ばない。
【エッセイ】■配達員■の諜報天国【製作記】
【予告編】
『作品製作過程というStory』には途轍もない面白さと価値がある、という話。
これに共感を覚える私は考えました。
「お、いま執筆中の作品で【製作記】が書ける!」
というわけで第一回『夜見ベルノ小説大賞』参加作(シリアス)で繰り広げた、七転八倒の製作過程。←【ギャップ注意報】
完成作品とともにお楽しみいただけましたら幸いです。
本編はこちら。
■配達員■の諜報天国
https://ln-street.com/novels/a2af00b3-f942-4d72-b34b-fcf9dffe1100
もう一人の男
―――そこは、父無し子たちの場所。
ローマの兵隊で、イスラエルに徴税に来た彼は、盗賊団に拾われ『真槍』という名前をもらう。
彼が山賊に受け入れられたのは、彼がイスラエル人の血を引いていること。
そして何より―――真槍が、強姦されて生まれたからだった。
神の子イエス、人間イエス、史的イエス。数多くの「イエス学」をかじった現役カトリック信者によるもうひとつの「イエス」像―――即ち、「魔術師イエス」による、もうひとつの聖書物語。
※本編は時代考証上、差別的表現・言動が扱われていますが、本編にそれらの差別を助長・推進する意図はありません。
きみに、ありがとうを「ネコマル」
ネコマルというモンスターが存在する。
それはもふもふで可愛くて大きい。
そんなネコマルとチェリーとセイのふれあいを描いた物語。
きみに、ありがとうを「花のお伽噺」
お伽噺がもとになったお祭りが今年も始まる。私は、いつもお世話になっている彼に何を渡せばいいのか迷っていた。