VR•サイバー空間の作品
VRゲームでも運と愛し合おう
演劇型オンラインゲーム『レアスナタ』
このゲームを中学時代からプレイしていた長谷川羽島は、正式版の稼働を楽しみにしていた。
ここまで彼がレアスナタに固執するのは、このゲームが彼を救ったからだ。
中学時代、当時の友人達と人気オンラインゲームをしていた。
それなりに楽しんではいたのだが、事件が起こる。
自分のアイテムを馬鹿にされ、友人達や周りのプレイヤーの会話も、罵倒や下ネタだらけでネットマナーも欠片も無かった。
友人に嫌気が差して縁を切りゲームも辞め、その後親戚からレアスナタを進められる。
レアスナタは個人情報をしっかりと登録しないと出来ないゲームであり、一度アカウント停止されると復帰は出来ない。
そして運営がネットマナーを徹底し、プレイヤーもまたお互いが気を使いゲーム内の空気が凄くいい、こうして彼はのめり込むのだった。
成人してからも仕事をして、休日にはレアスナタをする、そのサイクルが変わる事は無かった。
しかし、一つの出会いがそのサイクルを徐々に変えていく。
同じ職場の荒野原終と意気投合、彼女も中学時代からレアスナタをプレイしていた。
仕事帰りや休日に良く遊ぶ様になり、2人の時間が増えていく。
最高の仲間達と共に最高の舞台を作ろうぜ!
残酷、暴力はゲーム内の演出です。
性描写等のセンシティブは、ゲーム内のキャラクターの設定やセリフ回しで匂わす程度です。
210でイこうv1.2(連載版)
最弱のボクとVR世界を荒らすアバター達のバトル!それをサポートするのは?
1章;今は昔、新世紀なかばの年末も、はやり病と就職ツンドラ期がつづいていた。
2章;E世界の7日目はストリートファイト日和、大型トランクをひっぱりながらボクは地下鉄の出口階段をのぼっていた。
3章;E世界の14日目、廃園となった遊園地のベンチにすわって、ボクは感傷にひたっていた。
4章;E世界の17日目の夜は満月だった。
5章;E世界の第5戦は曇天で冷たい北風の21日目、入院していた総合病院の屋上で。
言ノ葉紡ギ∉かえりミる
【キャッチコピー】言ノ葉……my love……
予期せぬ怪我によって高校生活最後のインターハイへの道を断たれたカブラヤは、陸上競技での推薦を諦め、惰性で受験勉強をこなす毎日。そんな中、図書委員の代役を何気なく務めたところで出会った下級生ミササギの本能的に逆らえない勧誘を受けた結果、何をするのかすらまったく分からない「言の葉部」というものになし崩し的に入部させられることとなったのでした。カードバトルを模したその「KOTONOHA」という競技で「世界一」を目指すこと、ミササギ部長のそのゆるぎなき信念とあと何かに惹かれ寄り切られるようにして徐々にそれにのめり込んでいくカブラヤ。カードそのものの強さが勝利に直結すると考え、遠い記憶にあった湘南の祖父家の庭に埋めてきたカードを仲間たちと探しにいったり、夏祭りでミササギ部長との距離を縮めてみたり、言の葉を駆使して告白したりと忙しかった彼ですが、チームメイトのひとり無藤サユキの抱える難病のことをひとづてに知り、「KOTONOHA」世界大会の優勝賞金をその治療費の足しに充てるよう、更なる決意を込めるのでした。そして迎えた大会。VR空間で行われるそれは、言の葉により相手の平常心を揺さぶることでそれに即した痛撃を物理的に撃ち合うというデスマッチ的な割と物騒なものであったものの、ミササギ率いる七人の精鋭たちは、自らの資質と練習の成果を遺憾なく発揮し、対局相手を容赦なく屠りきっていく。のですが……どうなるッ!?
目玉焼きにはウインナーでもいい
私立高校に通う壮馬(そうま)は、女の子とおしゃれが好きな、どこにでもいるような普通の男子高生。
入学式の日。壮馬は、一人中庭でヴァイオリンを弾く海(かい)に偶然出会った。クラシックとは無縁の人生を送っていた壮馬だったが、海の音楽に心を動かされ、自らもヴィオラを手に取り室内楽団を立ち上げる。
物語の舞台は夏へ。
まだ同好会の段階である室内楽団には、壮馬・海の二人の他に、お調子者の耕介(こうすけ)やワイルド系の浦野(うらの)、そして女顔の愛沢(ラブさわ)がメンバーに加入済み。
アンサンブルを編成し、部活動として承認を得るために奮闘する中、好きな子との思い出を作ったりと、壮馬は青春を謳歌する日々を過ごしていた。
しかし、とあることがきっかけで、当たり前に過ぎていく日常に不自然さを見てしまう。
*「今日も彼を攻略できませんでした……」
AIが感情を再現し得るようになった時代。僕達は彼ら彼女ら自らの"感情の発露"を目指し、開発を行っていた。これはその開発の一部を切り取った記録である。【キャッチコピー】もう十分持ってるじゃん!
マジック&ソード・クロニクル ~適当に選んだ職業【ぬいぐるみ使い】が、ムチャクチャな性能なんですけど!?~
奉城アイルは今日も屋敷でゲームに勤しもうとしている。
新しく配信されるマジック&ソード・クロニクルというVRMMORPGの前評判は、上々だ。
しかしーー。
「なんでどの職業も選べないの!? バグ!?」
彼女の新たなゲーム生活は、混乱とともに幕を開けようとしていた。