異能力•サイボーグの作品
クロスドレス・B・エイダー ~灰髪のヘイゼル~
キミを救うためだけに、ボクはいる――
十五歳の少年フユ・リオンディは、爆破テロで両親を失ってしまう。それをきっかけに、救助用バイオロイド『エイダー』の指揮者を目指すため、養成学校へと入学するが、そこにはフユを助けたバイオロイド、ヘイゼルがいた。
盲目的に自分を追いかけてくるヘイゼルと、それに戸惑うフユ。二人にいくつもの『事件』が襲い掛かる。それには、ヘイゼル誕生の秘密が関係していた。
※一話当たり、約1500~2000字
※カクヨムでも更新中
スクラップオアリビルド ―機械人形の終着駅―
「アンドロイドの廃棄か再構築か。ここは、そんな審判の場」
ボディーガードの役目を担う女性型アンドロイド【ヨツハ】はアンドロイド専門の病院を訪れていた。
しかしそこは、単に治療をする場所ではない。
【スクラップオアリビルド】。修復できる傷かそうじゃないかを判断される場所であり、彼女は訳あって廃棄を望んでいた。
結果を待つ中、ヨツハは一体の軍人の姿をした女性アンドロイド【ナナ】と出会う。
彼女は少しも損傷した様子がなく、何故ここにいるのかわからないほどだった。
少し話そうとナナが提案し、不思議に思ったヨツハは彼女と他愛もない会話をする。
ナナとの会話を通して、ヨツハは人間とアンドロイドの関係とこの場所について思う……。
これは、アンドロイドの終着駅、そんな残酷な場所で起きる小さな優しい物語。
破械少女と笑えない冗談
【ザックリあらすじ】
人間に絶望した壊れる寸前の機械少女を幸せにしていく話。
【シッカリあらすじ】
「壊れるまで使われた機械は幸せか? そんなの僕は認めない」
ある組織に属する科学者【ドクター・カインド】は、正義の味方と呼ばれている機械の少女を捕縛した。
情報を引き出せと命じられ、彼は尋問室で彼女と対面する。
しかし、話をしようとした彼は、彼女の身体が一切の修理がされていないことに気がつく……。
「人間のために戦い、壊れるまで使われる。そのためだけに存在しているのが私達です」
「……残酷な利用方法だ。笑えない冗談だよ」
「私達は、それ以外の活動指針を知りません」
「僕は、君のそんな運命を絶対に認めない。君だって生きてるんだ」
機械に入れ込む変人と言われている彼は、少女に【シェルツ】と名付け、彼女を助けようと決意した。
尋問と称して少しずつ彼女を修理し、会話を重ねることで二人はやがて打ち解けていく……。
――これは、人間に絶望した機械少女を幸せにするべく献身する青年科学者の、残酷な世界の小さな優しい物語。
史上最強の魔法使い ~500年後に転生して、魔術師を育成する高校で無双する~
圧倒的な力を有する『異能』――――― 『魔法』が人の手で開発されて間もない頃、戦争が起こった。世界で初めて魔法が使用された戦争である。常識を覆すその力がゆえに戦場での死者は激増、今までの戦闘の体系は崩壊した。
そんな中、世界でただ一つの魔法『空間支配』の使い手にして、史上最強の魔法使い『皇 帝一』は不滅と呼ばれながらも、想定外の出来事に巻き込まれ、終戦を前に命を落としてしまった。
しかし、500年後に蘇り、魔法師を育成する高校に入学して学園生活を送ることになったのだが...
つたない文章ですが、それを踏まえたうえで読んで下さると幸いです。
死ねないクロガネと死なない電算装置の少女
とある世界の未来、苗代カネツネは古代のアーティファクトであるボックスの違法所持と使用を阻止するボックスハンターを生業としていた。
そんなカネツネがいつも通り犯罪者相手に大立ち回りを演じていると、密輸された荷物の中から謎の少女を発見する。
その謎の少女は暴走するアンドロイドを止め、危機にあったカネツネを助ける。そしてすぐにまた気を失った少女はカネツネによって保護され、彼の知り合いの研究所へと運ばれた。
カネツネのサイボーグの身体の借金を取り立てるマリア博士により検査されたその少女ことスウェルは、身体の中に未知なるテクノロジーを宿していることが判明する。
ボーイミーツガール、不老不死になりたい青年と不老不死の少女を巡り、2人は怪しい事件へといざなわれる。