第二回マンガ原作大賞応募作品
導きの暗黒魔導師
ブラック企業勤めに疲れ果て退職し、起業したはいいものの失敗。公園で一人絶望する主人公、須夜埼行路(スヤザキユキミチ)。そんな彼の前に謎の女が現れ「承諾」を求める。うっかりその言葉を口走った須夜崎は、突如謎の光に包まれ異世界に転移されてしまう。そして異世界で暗黒魔導士となった須夜埼行路。一体なぜ異世界に飛ばされたのか?元の世界には戻れるのか?そして世界を取り巻く底知れぬ陰謀......果たして彼を待つ運命や如何に!?
本作品は、長編異世界ファンタジーです。別世界を舞台にした魔法や勇者や魔物が出てくる、所謂ハイファンタジーです。
しかし、あくまでも私は、コメディとして描いています。そしてその姿勢は、最後まで貫くつもりです。
ですので、真面目な描写やシリアスな展開があったとしても、それは、その後の笑いのための「振り」だと、緊張と緩和の緊張の部分だと思ってくださると幸いです。
なお、異世界に転移するのは5話以降で、それまでは転移前の主人公が一人称で語られます。ここまではギャグもありません。しかし、この転移前の事が、後々に重要になってきます。ですので、転移前から読んでいただければと存じます。
...なんてあらかじめ作者自身が読者様にお願いするのもアレですね。いずれにしても、読んでくださった方が少しでも楽しんでいただければ何よりです。そして気長にお付き合いくだされば嬉しいです。
君と僕がみている世界の色は ~あやかしと共に生きる者たちの物語~
―【第一部 きみいろ】あらすじ―
彩は異形のモノや人が纏うオーラを視ることができる……視たいと望んだわけでもないのに……。
そんな彼女は今いる”世界に絶望していた”
唯一の家族である父親に捨てられ、会ったこともない母方の祖父母の家に引っ越すこととなる。
引っ越し先で、彩と同じ異形のモノがみえる葉や妖たちとの新しい出逢いで彩の”世界の色”が変わっていく。
キャッチコピー『出逢いやみえるモノで世界の色は大きく変化する』
―【第零部 そらいろ】あらすじ―
『天色事変』(てんしょくじへん)
これは人間の世界に起きた大災害と妖モノたちの物語である。
この物語を読んで知ってほしい。
妖モノたちが悪いものだけではないことを。
妖モノたちが人間たちが大好きで手を貸してくれていることを。
妖モノたちが優しく微笑んで人間たちを見守っているということを――。
大天狗と天女の子、タミは大天狗の翼と天女の”想いの力”を持って生まれてきた。
タミは生まれて瞼を開けたと同時に青い炎を出し、生まれた家を全焼させてしまう。
天女は妖モノが住む世界ではなく、人間の世界で人として暮らすことを望んでいたが、タミの力が強すぎるため妖モノの世界で暮らす決断をする。
それから十年が経ち――人間の世界で後に『天色事変』と言われる大災害が起きる。
人間が自分勝手に犯した罪によりアメフリ(雨を降らす妖怪)の雨は止まない雨になり、大天災へと発展してしまう。そんな人間や人間の世界を救おうとする妖モノと三大天上人(人間)が繰り広げる戦いの物語。
普段、人間や天災などに干渉しない妖モノたちだが、嘗て人間と妖モノが共存していた時に交わした約束を守るため集結する。
表面的には約束を守るために……本当は妖モノたちの大好きな人間たちを守るために。
タミは”想いの力”で、大天狗は”自然を操る力”で人間たちの世界を救うことが出来るのか――。
※現状は短編として投稿しますが、長編として続編を執筆予定です。
【第一部 きみいろ】
【第零部 そらいろ】「きみいろ」の過去編『天色事変』
以上は完結しております。
【第二部 ぼくいろ】の連載がスタートしましたら別ページにて公開します。
気になるあの子はヤンキー(♂)だが、女装するとめっちゃタイプでグイグイくる!!!
キャッチコピー
「可愛ければなんでもいい! 男の娘でも!」
新宮 琢人はひょんなことから、通信制の高校に入学。
入学式で出会ったのは琢人のどストライクゾーン、貧乳、金髪、緑の瞳、色白、ハーフの美少女
……ではなく、ただのヤンキーの男の子。
古賀 ミハイル
ミハイルを見つめていたことで、「ガン飛ばした」と因縁をつけられて、彼女いや彼から「なぜだ?」との問いに、琢人は純粋に答えた。
「かわいいとおもったから」
その一言で、琢人とミハイルとの歪んだ出会いがはじまり、琢人との思惑とは裏腹にミハイルからのアプローチがすごい!
しかも、女装すると琢人のめっちゃタイプな女の子に大変身!
口調まで琢人好みに変えてくれるという神対応!
でも、男装?時は塩対応……。
あ~だから男の娘だとわかっていても、可愛ければいい!
禁断ラブコメディー、ここに開幕!
Cursed Bug Quest ~呪われた装備を押し付けられた戦士、勇者パーティから戦力外通告を受け魔王軍からオファーが入る~
「これお前が装備しろよ」
戦士ガルア・ブラッシュは、勇者から不遇の扱いを受けている。
冒険で手に入れた呪われた装備品をあてがわれていたのだ。
それは勇者が何の特技もスキルもなく、装備品に金がかかる戦士ガルアを疎ましく思っていたのが理由だった。
そして、ある日ガルアはパーティメンバーから追放。
その過程で、ガルアは村で出会った女魔族ラナンを助けるために勇者殺しの罪を背負った。
――戻る場所も、帰る場所もなくなった。
賞金稼ぎ達から逃げる日々、倒れたガルアは目覚めると魔族や魔物が住む洋館にいることに気付いた。
王道はなくなり、どこかおかしなる物語。
全ては大聖師と名乗る遊戯者、ゲームマスターが作った世界での出来事だった。
世界の人々は各々役割を与えられ、大聖師が作った脚本に沿って生きていたのだ。
それは誰も知らない世界の秘密、そう一人の魔王を名乗る元勇者以外には……。
【キャッチコピー】バグ――そこから全ては始まった。
【堕天】スキルのせいで速攻島流しされたけど、堕天希望の天使達が割と多いので、一緒に楽園を創ることにします
「聖別の儀」は、人が天使よりスキルを授かる神聖な儀式。
上級貴族のカイネ・フォン・アイリーンベルクが授かったのは、天使の輪を破壊し、神の管理下から解放するスキル【堕天】。
儀式中に天使の輪を破壊してしまったカイネは、第一級犯罪者として、地上の冥府・隔離域ヘルヘイムに島流しされる事に。
絶望するカイネだったが、なぜか彼の元には続々と天使達が。
実は、彼女達は天界の秩序絶対主義の監視社会に不満を抱き、自由を求めて自ら堕天する事を希望していた。
カイネは手のひらを返した人間達を見返すため、堕天使達と協力して、ヘルヘイムを堕天使の楽園にする事を目指す。
軽めのノリで、重めの宿命を背負う異端者達の異世界ファンタジー!
乙女ゲームの悪役令嬢になったから、ヒロインと距離を置いて破滅フラグを回避しようと思ったら……なぜか攻略対象が私に夢中なんですけど!?
「イザベラ、お前との婚約を破棄する!」「はい?」悪役令嬢のイザベラは、婚約者のエドワード王子から婚約の破棄を言い渡されてしまった。男爵家令嬢のアリシアとの真実の愛に目覚めたという理由でだ。さらには義弟のフレッド、騎士見習いのカイン、氷魔法士のオスカーまでもがエドワード王子に同調し、イザベラを責める。そして正義感が暴走した彼らにより、イザベラは殺害されてしまった。「……はっ! ここは……」イザベラが次に目覚めたとき、彼女は七歳に若返っていた。そして、この世界が乙女ゲームだということに気づく。予知夢で見た十年後のバッドエンドを回避するため、七歳の彼女は動き出すのであった。
猫とドラゴンを連れ、少年は宇宙へ ~神様はメタバースの向こうに~
自分のせいで父を事故で失ってしまった少年は不登校になり、気晴らしにと幼馴染に連れて行ってもらったメタバースで仮想現実世界に流れる巨額なマネーの現実を知る。
Web3と呼ばれる新たなインターネットの波に、少年は社会が変わっていく未来を感じた。
ところが、そこで絡んできたハッカーとトラブルになり、自宅へと戻ってきたもののさらなる追撃を受けてしまう。
そこに現れたのが自称『ドラゴン』の女子中学生のような女の子。
少年はこのドラゴンとの交流で自分が住む世界の秘密を知る。そして、父が死んだ本当の原因も。
猫とドラゴンを仲間にして少年は父の仇討ちに宇宙へと旅立つ。
少年が知った真実とは? 仇は討てるのか? 仮想通貨やNFT、メタバースの世界から始まる新感覚の冒険ストーリー。お楽しみください
底辺回復術師の奮闘記 ~最弱回復術師かと思いきや、実は世界を滅ぼしかねない最凶の禁術師でした~
●キャッチコピー
おっさんで最底辺の役立たず回復術師、実は最凶禁術師につき━━。
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世界中に|魔王門《ゲート》が出現し、ダンジョンモンスターや魔王と呼ばれる脅威が存在した時代。それは、覚醒者と呼ばれる人類が誕生したきっかけでもあった。人類共通の新たなる脅威に対抗する為に生まれた存在。それを人はハンターと呼んだ。モンスターを倒し、レベルを上げ、スキルを強化する彼等は、まるでゲームキャラの様であることからプレイヤーとも呼ばれた。これは、そんな中、底辺を這いつくばって日々を生きる最弱のハンターとも呼ばれる伊庭拓海という回復術師が秘められた能力に目覚め、世界を救うまでの物語である。
アピールポイント其の一。主人公は最後まで最弱のハンターである。最凶と呼ばれる禁術師のスキルは、みやみに使用することは出来ないものであり、使用には代償を必要とした。その為、彼が禁術師のスキルを使用するときは死に直面した場合のみである。
アピールポイント其の二。禁術師のスキルはどれ一つとっても自身の破滅を招くどころか、世界を滅ぼしかねないものばかりである。
例えば禁術師のスキルの一つに『死者蘇生魔法』がある。これは一見、聖職者の究極スキルの様に見えるが、実は人類を死滅させかねない可能性を秘めている。何故なら、スキルを発動するには蘇生させる人間一人につき、十万人の生贄を必要とするからである。もし、このスキルが権力者に知られでもしたら、ジェノサイドが起こることは確実だろう。
その他にも様々な世界を滅ぼしかねないスキルを所持しており、後に、彼は世界中のハンターを敵に回すことになる。世界を崩壊から救うためのスキルを彼は所持していたのだが、そのスキルを発動するには彼自身を生贄に捧げる必要があった為である。
特撮ヲタ、姫騎士のヒーローベルトに転生! ~二人で一人の復讐者《ヒーロー》~
異世界からの来訪者を撃退した主人公は、異世界に転生した。
ただし、変身ベルトとして。
適任装着者を探していると、とある世界の姫騎士が該当した。
主人公は少女の変身ベルトとなって、助ける。
祖国を滅ぼされた姫様は、復讐することしか頭にない。
主人公の特オタは、
「力は弱き人々のために振るうべきだ」
と説得する。
特オタの声は、姫に届くのか?
『大丈夫、川落ちは生存フラグだ』「死にかけてるんですけどっ!?」
なろう、カクヨム、ノベルアッププラスにも連載中
Meteorite Deliver
少年が生まれて初めて流れ星を見た次の日、町に隕石が落ちた。
日本に飛来した隕石の中で最も大きなものだったが、幸い被害は無かった。
少年は隕石をその目で確かめる為、幼い妹と二人、小さな旅に出る。
史上最強の魔法使い ~500年後に転生して、魔術師を育成する高校で無双する~
圧倒的な力を有する『異能』――――― 『魔法』が人の手で開発されて間もない頃、戦争が起こった。世界で初めて魔法が使用された戦争である。常識を覆すその力がゆえに戦場での死者は激増、今までの戦闘の体系は崩壊した。
そんな中、世界でただ一つの魔法『空間支配』の使い手にして、史上最強の魔法使い『皇 帝一』は不滅と呼ばれながらも、想定外の出来事に巻き込まれ、終戦を前に命を落としてしまった。
しかし、500年後に蘇り、魔法師を育成する高校に入学して学園生活を送ることになったのだが...
つたない文章ですが、それを踏まえたうえで読んで下さると幸いです。
クールな白刃さんはデレで殺す
御船和士(みふねあきと)は引っ越してきたばかりの新天地となる学校の体育館裏で、炭酸ジュースを飲みながら泣いている白刃美銀(しらはみしろ)を見かけてしまい、無視することができずに思わず声を掛けてしまう。彼女が同じクラスでしかも隣の席であることなど予測できずに。
偶然の出会いから一瞬で御船に惚れ込んでしまった白刃は、あの手この手で自身をストレートにアピールし、クールに攻めていく。その好意になかなか気付かない鈍感な主人公を相手するうちに、行為はどんどんエスカレートしていく。
料理を振る舞ったり、喫茶店デートをしたり、さらに同じマンションに住んでいる事を知ってからは通い妻をしたりなど。
周りから見れば「すでに付き合っている」や「弱みを握ってる」と噂されるほどのじれじれなカップル。片方が直線的で、片方が曲線的な男女。
しかし、二人の出会いには理由があり、一目惚れにもわけがあった。
お互いの距離が縮まり、恋を自覚し、家庭環境や過去を少しずつ知っていくことで、主人公とヒロインが持つ重要な秘密が明らかになっていく。
ただ一人を愛することを誓った少女が、過去と決別するクールラブコメディ。
超えられないトラウマは、ない。
異世界密着24時!?
主人公であるProduction Assistant のハカマダは、ひょんなことから異世界の密着ドキュメンタリーの撮影をすることに……
でもでも、自分ひとりなら辛かったけれど、女性カメラマンの菖蒲と一緒だったから何より何より。
だがしかし、最恐最悪といわれるプロデューサーも着いてきてしまったから、さぁ大変。
目指せ!異世界での視聴率No.1 !!
PAハカマダは今日も(どこへ)行く……!?
零れた欠片が埋まる時
佐竹清香(さやか)は早くに両親を亡くし、シスコン気味の売れっ子作家の兄清人(きよと)と2人暮らし。若干寂しくも穏やかな毎日を送っていたが、二十歳の誕生日を過ぎる頃から、身辺が賑やかになってくる。それが両親の通夜の席で不用意に発した一言と、彼女達両親の隠された境遇に因るものだとは、清香は夢にも思っていなかった。
昔からの顔見知りの、優しい《お兄さん》達に加え、近付いてくる一人の人物を無視できなくなっていく清香。しかしその相手も複雑な事情を抱えて清香に接触していた。清香と清人とその人物の関係に加えて、横から有形無形に割り込んで来る男達。そして清香が長年知らなかった事実が遂に明らかになる時、事態が大きく。真実と清香の恋の行方は?
カクヨムからの転載作品。
猫、時々姫君
自覚皆無の凄腕魔術師の義姉エリーシアと、王都の端の森の中で、ひっそりと暮らしていた黒猫のシェリル。困った事と言えば物心つく前から自身に施されている術式のせいで、満月の夜にしか人間の姿に戻れないという、実にのんびりとした生活を送っていたが、とある月夜に予想外の侵入者が現れた事で、一転波乱の人(猫)生に。
実は彼女は行方不明の王子様ならぬ王女様で、れっきとした家族が存在していた事が明らかに。そして彼等との対面と再会の感動も冷めやらぬうちに、何故か自身の偽者が堂々と出現してきた!?
猫生活&スローライフが長かった為、ちょっと常識に疎い王女様と、一見しっかり者でも結構無頓着な義姉が織り成す、王宮ライフストーリー。
「カクヨム」からの転載作品。
ダブル・シャッフル~跳ね馬隊長の入れ替わり事件~
建国以来の名門、グリーバス公爵家のアルティナは、生家が保持する権益と名誉を守る為、実在しない双子の兄アルティンを名乗り、国王直属の近衛騎士団に入団。順調に功績を立てて緑騎士隊隊長に昇進するも、実父の思惑により表向き死亡した事に。更に本来の名前に戻った途端、厄介払いの縁談を強制され、彼女の怒りが振り切れる。自分を都合の良い駒扱いしてきた両親に、盛大に蹴りを入れてから出奔しようと、策を巡らせ始めたアルティナだったが、事態は思わぬ方向に。飲み仲間の同僚と形ばかりの結婚、しかも王太子妃排除を目論む一派の陰謀に巻き込まれて……。
稀代の名軍師の異名が霞む、アルティナの迷走っぷりをお楽しみ下さい。
カクヨムからの転載作品。
半世紀の契約
それぞれ個性的な妹達に振り回されつつ、家の中で五人姉妹の長女としての役割を自分なりに理解し、病臥している母親に代わって藤宮家を纏め、切り盛りしている美子(よしこ)。他人からは一見、凡庸に見られがちな彼女は、自分の人生においての生きがいを未だにはっきりと見い出せないまま単調な日々を過ごしていたが、とある見合いの席で鼻持ちならない相手を袖にした結果、その男が彼女の家族とその後の人生に、大きく関わってくる事になる。
その場限りの出会いの筈が、ろくでもない企みを抱えて求婚してきた相手に、盛大に反発する美子だが、傍若無人のその男は自分のペースを保ちつつ美子の生活に堂々と踏み込んでくる。しかしこれまで接した女性とは、一線を画している美子に、相手が徐々に興味を覚えてきたのが運の尽きだった。
一見常識人でも、実はとてつもなく非凡な美子と、十分な能力がある分、傲岸不遜で得体の知れない秀明の、予想外の出会いから始まり、様々な騒動に巻き込まれつつ進む、破天荒な恋の行方。
カクヨムからの転載作品。
怪異を嗜む白銀の魔法使いは奈落で嗤う ~妖とり怪奇譚 登別煉獄事変~
●キャッチコピー
明野リン、ただ働きはしない主義のただの魔法使い。これは、銀色の少女が織りなす怪異との戦いの物語。
●注目ポイント・アピールポイント
この物語のテーマは『家族愛』です。これは、リンが最愛の家族を取り戻すまでの物語。しかし、結末に至るまでに、彼女は多くの大切なものを喪っていくことになります。家族、絆、友人、自分の命、等々。果たして、リンは試練に打ち勝ち、愛する家族を取り戻すことが出来るのでしょうか。その過程において、きっと希望より絶望の方が勝ることでしょう。それでも、彼女は諦めません。だって、彼女にとって、この世で何より大切なものが家族と友人なのだから。
かつて、リンには愛する家族がいた。姉のランと母の小夜子である。しかし、ある日、最愛の姉によって母親が殺害されたところからリンの物語は始まる。最愛の姉が最愛の母を殺害したことなど微塵も信じないリンは、自らの手で事件の真相を解明することを誓う。しかし、事件の真相を追っていく内に、リンは深い闇に直面する。次に姉と再会した時、二人は互いに思い合い、愛し合いながらも殺し合うことを選択する。それは最愛の姉妹であるが故の苦渋の決断であった。しかし、その手を血で染めようとも、二人は姉妹愛と家族の絆だけは捨てようとはしなかった。
●あらすじ
魔障溢れる街に銀色の少女が現れる。これは少女と魔障との戦いの物語。
大禍時が登別の街に影を落とす。
闇に包まれ魔障どもが街を跋扈するとき、銀色の少女が現れる。
魔障探偵 明野リン。ただ働きはしない主義のただの魔法使い。
すべての謎が解き明かされるとき、魔障を滅ぼす銀糸が闇を切り裂く。
それは希望か絶望か。
つきつけられる真実は過酷な現実のみーー。
※ この物語はフィクションです。実際の地名、人物・団体とは一切関係ありません。