ガチャンと音を立てて、扉がゆっくり開く。 俺は心臓が破裂しそうなぐらい、ドキドキしている。 アンナは特にいつもと変わらない様子で、 「さ、タッくん入って」 と部屋へ誘う。 「あぁ……本当にいいのか?」 「なにが? アンナが良いって言うんだから、いいんだよ☆ 今から気持ち良くしてあげるからベッドに横になってみて☆」 「りょ、了解した……」 ぎこちなく、部屋の中に入る。 テーブルの上には、アンナが利用していると思われるコスメグッズやアクセサリーなどが並べられていた。 うわぁい! 女の子の部屋だぁ~ 生まれて初めてぇ~ と思ったが、男だった……。 浴衣姿のまま、ダブルベッドにゆっくりと腰を下ろす。 ふとアンナを見れば、「フンフン~」と鼻歌を口ずさみ、金色の長い髪をシュシュで纏めていた。 うなじがとても色っぽく感じる。 そうか、ついに時が来たのか。 俺、童貞卒業できるんだ。 覚悟を決めて、腰の帯をするりと外し、浴衣を床に投げ捨てる。 パンツはもうパンパンだ。 よし、ドンと来い! と、ベッドに大の字になって寝転ぶ。 するとそれを見たアンナが悲鳴をあげる。 「タッくん!? なんで裸になっているの?」 「え?」 「浴衣のままでいいって! なに考えているの!」 「だって気持ちいいことするんじゃ……ないのか?」 「マッサージは別に裸じゃなくても、できるでしょ! タッくんったらなにを勘違いしてたの?」 と可愛く頬を膨らませる。 ただのマッサージなんかい! クソが! 俺は憤りを隠せずにいた。 そ、そりゃあ、勘違いした俺が悪いけどさ。 気持ちいいことをするって、ベッドに寝て、とか言われたら、ピンクなこと考えちゃうじゃん。 ぴえん。 浴衣をもう一度着なおすと。 アンナに「うつ伏せになって寝て」と言われた。 俺は言われるがまま、枕に顔を埋める。 確かに最近タイピングで肩がコリコリだから、マッサージもいいもんだな。 しっかりとサービスを堪能させてもらおう。 「よいしょっと!」 アンナが俺の腰に乗っかる。 「重くない?」 「ああ、軽すぎるぐらいだ」 「ふふ、じゃあ始めるね☆」 そう言うと、彼女はまず首、肩から優しくほぐし始めた。 「気持ちいい?」 「ああ……最高だ」 今日は馬鹿力をセーブできてるんですね。 「じゃあ次は腰だね」 アンナがマッサージをするたびに、俺の浴衣が自然とはだけていく。 徐々に上とあがり、素肌が露になってしまう。 彼女はおかまいなしに、もみほぐす。 俺の腰を小さな指で押すのに夢中。 ここで気がつく。 あれ? 今のアンナってスカートだよな? ていうことは、この背中に当たっているものは……。 サテン生地の気持ちいい肌ざわり。 ま、まさか! アンナのパンティ!? 当の本人は気がつくこともなく、身体の向きを後ろに変えて、俺の太ももをほぐしまくる。 「どう? アンナ、タッくんのために通信教育で勉強してたんだよ☆」 「すごく……いいです」(パンティが) 「ふふ、変なタッくん☆ 今度は足つぼもしてあげる☆」 となると、自然とアンナは俺の太ももにまたがる。 あぁ! 太ももにゴリゴリ股を押し付けられる! なのに、あるはずのおてんてんが感じられない。 ただ、ツルツルのパンティが最っ高です!
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