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『準備はいいか?』 「あぁ。」 『・・・・・・・・記憶は引き継がれる。人格も・・・・まあなんとかなる。力が1つになるだけだ。』 「・・・・・ありがとう。」 『礼を言われることじゃない。・・・・・・・よし!やるぞ!』 今日、俺は三人と別れる。まあ三人はただ1つに戻るだけ。かつての姿に戻るだけ。それでも俺は三体と出会わなければここまでこれなかった。本当に感謝しかない。 儀式が始まる。それは原初の儀式。かつて世界を生み出した存在が再び顕現するための儀式。そしてさらにその先へ。今度は決して負けぬための誓いの儀式。 無しかない空間に1人の異形と化した元人間と、1人の龍と、1人の神と、1人の魔王が並ぶ 異形の体より顕現するは九つの柱 浮かぶ儀式陣。何重にも複雑な陣が浮かび上がる中で柱は定められた円環の中央に浮かぶ 陣を囲み4人は力を解放する 新たな陣が4人を囲みその身は1つとなる 溢れる閃光と暗黒と九つの輝き 分解と統合、抽出と結合、消去と構築 常識を逸した速さでそれらは行われる 時間という概念が存在しない空間で それは一瞬か、それとも永遠の果てか そしてそれは生まれた 全ての原点にして頂点 世界を創造し 世界を支配し 世界を滅ぼした者 世界の真の主が顕現した

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