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その瞬間、俺の見える世界が変わった。 『おめでとう。ついに開眼したか。』 「ああ!」 今、俺はとんでもない世界を見ている。 『これが俺たちが見ている世界だ。』 「す、すげぇ。」 語彙力などとうにない。場所は変わっていないのにまるで別世界だ。  俺は今、ついに真眼を開眼した。真眼とは全ての生命が持つ本来の眼。魔素や霊素などの特殊物質を視ることができるだけでなく、極めれば過去、現在、未来、次元の異なる場所や遠く離れた別世界すら視ることができる全ての眼の原点にして頂点とされる眼だ。 『この眼を利用することで他の眼を強化させたり、新たなる眼を開眼することもできる。おそらくこの前のでやつらは気づき始めている。やつらに対抗するためにも真眼の鍛錬は怠るなよ。』 「あぁ、わかってる。」

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