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ドガァァァァン!!!! とんでもない爆音を上げて目の前の『山』が消え去る。予想以上の力に俺は立ち尽くしていた。 『随分となれたもんだな!』 〘さすがと言うべきですね。〙 〈これもまた才能か。〉 実体化した3体がそう言ってくれる。ここは『俺が創った』異空間。あの後、異形化をさらに加速させるため残る8つの柱も取り込み、今の俺の体の約9割は異形と化していた。  そのため、魔法やその他異形の力も扱えるようになりこのように異空間と言う名の別世界を創り出したり、姿を誤魔化すこともできるのだ。 〈我々の力ももうじき物にするだろう。そうなれば今度こそ世界の中心へと向かうぞ。〉 そう。これまで延期していた世界の中心への出発。ついにその時がやってきたのだ。そして、それはこの3体とのお別れでもある。

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