「失礼します。連れてきました。」 理事長室は、全体的に白だった。 それにシャンデリアもついてる! すっげ〜〜〜〜 「君が神谷真琴さんかな?」 ちっ。 何言ってんだ。 「余計なことは喋んじゃねえ。お前、殺すぞ。」 マジで余計なことを言われるが嫌いだ。 「ごめんごめん。神谷美琴だよね。あれは、男だし性別から違うもんね。めちゃくちゃ似てるけど。」 『黙れ』 能力をつい、使っちゃった。 これは言霊だよ〜 「んん」 「すみません。話を中断するんですが、進めてももらっていいですか?」 「ごめんなさーい!『解除』」 いや〜怒っちゃった。 「殺す気か!」 「じゃあ、怒らせないでね。今は明るい子キャラなんだから。」 「肝に銘じておこう。では、レベルを測らせてもらおう。真里亞」 「了解です。」 秘書さんは真里亞って言うんだ。 へえ〜 さてさて、測っていこう! じゃあ先に、能力について少し話そうかな。 能力にはレベルというものが存在するんだ。 1から5段階あって、能力の高さによって2とか3とか決まってるんだ。 ちなみに、1から3が普通。 4になると、いろんな職業を選べるよ。 5となると、引き手数多だ。 で、幻の6と10段階目というものもあるんだ。 つまり、1、2、3、4、5、6、10という感じだ。 7から9は出たことがないんだ。 ま、どちらにせよここ数十年出てないから嘘か本当かも分かんないけど。 「持ってきました。こちらに手を」 上手く、上手く、コントロールをしてと。 「3、、、、、だな。うん、嘘だな。」 黙れ! くそ理事が! 悪口が出てしまった、、、、 普通、言わないんだよね。 目上の人には特に、、、 やらかしてしもうた。 まあ、ええや! それにコイツも昔からの知り合いやからって偉そうに。 「まあいいや。とりあえず、A組の入れといてー」 「あの問題児クラスにですか!」 「ああ。決まりだ。」 ちょっと、待て。 「何で問題児クラスに入れんだよ!このをか弱い少女を」 「どこがか弱いんだよ!」 問題児クラスとか、最悪なんだけど。 「じゃあ、コントロールせず水晶の上に手をおけ。」 問題児クラスか、本当のレベルか、、、、、 まあ、一択しかない。 「問題児クラス」 「音、とったか?」 「はい、言われた通りに。」 秘書の能力は録音だったか。 最悪だ。 「問題児どもは全員4か5だ。引きこもり、女遊び、暴れん坊、王様と個性が強いだけだ。安心しとけ。」 この理事長の名前は、神島陽太って言うんだ。 神って入ってるだろ? だから、親族なんだ。 ウザいよね。 で、コイツの安心しとけが一番安心できないんだよ。 それに個性的限度超えてるし。 全員、普通じゃね〜 「わかった。約束守れよ。じゃあ、案内よろ」 まあ、約束のことは時期にわかるよ。
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