シークレット 〜チート少女の隠し事〜
先生(秘書)からのお願い
私たちは教室のドアを開けると、秘書がいた。 「もう、授業は始まってますよ。」 「「すみません」」 椅子に座ると、秘書が私を手招きした。 「あのね、お願いがあるのだけどいいかしら?」 お願い? 「ここでいうことですか?」 「氷堂葵を部屋から出してほしいの。」 無視かよ。 まあいい。 「どんな人です?」 「分かんないわ。」 は? 一応、このクラスの担任ですよね? 「貴女、このクラスの担任でしょ?」 「違うのよ。理事長が勝手に変更したのよ。それで、私がこのクラスの担当になったの。」 はあ? つまり、私の監視のためってことか。 めんどくせ。 「それって、今から行ってもいいんですか?」 「ええ。授業は休んでくれても良いわよ。」 「その分の報酬は?」 「そうね〜能力系の授業を受けなくていい、、、、を2ヶ月分ね。一人につきよ。」 「このクラス中で居ない人は何人居るんですか?」 「4人ね。」 最大8ヶ月、、、、、 まあ、いいか。 「わかりました。引き受けましょう。」 「契約成立よ。よろしくね。」 「はい、よろしくお願いします。では早速今から行ってきます。」 「ええ、いってらっしゃい。それと、マスターキーを渡しておくわね。」 「ありがとうございます。では。」 私は教室を出て寮へ向かった。 このやりとりさっきもしたけど、まあ、2度美味しいってやつだし。 ふふふふ、何のお願いしようかな?
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