特撮ヲタ、姫騎士のヒーローベルトに転生! ~二人で一人の復讐者《ヒーロー》~ 
3-4 『最後の勝負だな!』「コウガ大復活です」 妖精の森、再び

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 コデロたちは、ドランスフォードへ一度帰還することにした。  デヴィランの残存勢力は、もはや恐れる必要はない。  怪神など、そんな大量に増えるはずもなく、これまでの戦闘でほぼ壊滅に等しかった。  主力がどこにひそんでいるかはわかっていないが、大陸全土を覆い尽くすほどではないだろうとのことである。  なので、解決策が見つかるまでは療養すべきと、ノア・ハイデンと話し合ったのだ。 [いざとなったら、デーファンから飛んでくるよ] 『頼もしいな』  バイクを駆りながら、リュートは浮遊型ドローンと会話をする。 「そんな話をしていたのですね?」  コデロが眠っている間に、リュートは人格を入れ替えたのだ。移動のバイク運転も、リュートがコデロの身体を借りて行っている。 『キミが起きていると、残存部隊も始末するとか言いかねなかったからな』 「もちろんです。一匹残らず根絶やしにせねば」 『それが命取りになる』 「くっ……」  目に見えてコデロは、焦っていた。身体を共有しているリュートだから、彼女の気持ちは痛いほどわかる。だからこそ、今は変身機能の回復を急ぐべき。 『着いたぞ』 「ここは」  たどり着いたのは、妖精の森である。  レプレスタとドランスフォードを挟む、現時点で最大規模の『妖精の森』だ。 『とにかく、ここで身体を直そう』 「しかし、敵の本拠地を叩かねば」 『それは、イクスに任せてある』  現在、イクスは侍女であるレンゲを連れて、敵のアジトらしき場所へ向かっているという。機械兵たちの賢明な働きによって、割り出せたらしい。  そこを叩けば、確実にデヴィランを滅ぼせるだろう。 「しかし、スケルトン教授がいては」 『彼女が、あんな程度で負けるものか。信じよう、イクスを。キミの兄さんを』 「そうですね」  どうにか、コデロも落ち着いたようである。 「ドランスフォードの警備は?」 『心配ない。クリスが見てくれているよ』  エルフ女王の息子であり、直属の騎士団長だ。アテムもいるから、そうそう負けるはずがないだろう。 「ようこそ。またお会いしましたね」  リュートは、エルフ女王と対面する。 『さっそくだが、返信機能の回復を頼みたい。できるか?』 「私以外には、ムリでしょうね」  ベルトの状態を、女王に見てもらう。 「随分と厄介な細工をされています。時間がかかるかと」 『頼む。できる限り早めにお願いしたい』 「やってみましょう。そこへ横になってくださいな」  横になったコデロとベルトを、女王が確認する。 「ベルトと言うか、中身の宝玉がダメージを受けています。かなりの時間を要しますよ」

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