魔女のお茶会
第三章③――結び

作品に栞をはさむには、
ログイン または 会員登録 をする必要があります。

 ズダァン!!  背中からいったからか、華茂かもは呼吸を求め、涙を流しながら口を開閉させている。四つん這いになり、また転げ、その姿は瀕死の獣のよう。 「な、んで……ヒュー……わた、し、の拳……入った……ヒュー……はず、なのに」  そうだろう。ナンドンランドンは、わらう。  そんな未来も――、あったかもしれない。 「さ、とどめじゃ」  ナンドンランドンが虎の手を悠然と持ち上げる。  ――その時だった。  ナンドンランドンの耳が、軽く痙攣した。  今、子供の泣き声が聞こえたような、気がする……。

応援コメント
0 / 500

コメントはまだありません