ほら、君らの好きな『異世界転生モノ』だよ
《1− 1 −1》期待を裏切るのは作者の特権!思い通りに進むと思うなよ読者諸君!byヒイロ

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さて、今回から『青年期編』! そして、今 マルクス王国立学園の門を潜った、ブロンド碧眼15歳の美少年は誰でしょう? そう!俺こと『ヒイロ』です! ……え、話飛んだ?前回最後に『幼少期編』が始まるって言ってた? いやいや、そんなはずないじゃん。『青年期編』が始まるって言ったじゃん。 ほら、ここにコピペするから、一緒に確認しようよ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ま、そんなわけで、俺、生まれ変わりまーす♪ 次回からは『幼少期編』! 成長を期待しててくれよ、読者諸君♪ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー あ〜・・・なるほど。完全に言ってるね。 うん。これは完全にこっちの落ち度。 でもさ、みんなそんなに『幼少期編』の話みたい? 言っても、やってたことなんて、ワンパターンよ? 毎日気を失うまで、魔力使いまくって魔力の最大量を増やしたり、 スキル改造するために、素材となるスキルを毎日習得しまくったり、 この世界の言語が自動翻訳されない事実に、打ちひしがれながら、なんとか数か国語分おおよそマスターしたり…… とどのつまりクソつまらないよ? それでも読んでくれる? ……っと、クソなんて言っちゃいけないな。 え、なんでって? そりゃ、決まってるでしょ。 だって、俺『良いとこの家』に生まれちゃったんだもん。 別に貴族って程の家じゃないんだけど、なんか事業で成功した『小金持ちの家の長男』に生まれたんだよね。 なんでそこの設定が、フワッとしてるかって? そこは 作者にでも聞いてくれ。 それはそうと、本筋とは関係ないモノローグを展開していると、同級生であり従者でもあるマインが、そっと耳打ちをしてきた。 「ヒイロ様、前方にクロス殿の一団を視認しました。どうされますか?」 マインは、俺が小さな頃からの付き合いのある少女だ。 長く青い髪に、メガネをかけている、負けヒロインの要素を煮詰めたような娘だ。 ちなみにメガネは伊達で、素で視力が高い。 加えて鋭い洞察力で、いつも俺を助けてくれる。 学校に通うことを言った時も、すぐ従者役を買ってでてた。 ただ今回は、彼女の視力や洞察力がなくとも、容易に想像できる。 「あぁ、分かってる。堂々と行こうや。」 なぜなら、彼が現れる時は決まって、俺の前だからだ。 「やぁ、おはよう。卑しい商人の子らよ。今日もこの由緒正しい学園の門を、無事くぐれたことを祝福するよ。」 そう、彼こそがよくラノベに出てくる、『何かにつけて突っかかる系ボンボン』だ。

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