スクールバンドラバーズ
成瀬神奈子、落選する!?

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放課後、菫のいる店の前で紫音と美波、夕子は神奈子を待っていた。神奈子は 別の学校なので少し場所が遠い。それでも時間の10分前に神奈子は走って やってきた。 「ま、間に合いました?」 「ええ。大丈夫よ。走ってくる必要はなかったと思うけど」 「歩いてだとちょっと間に合わないかもって思って走ってきたんです」 「遅れない様にするのは良い心がけですね。それじゃ入りましょうか」 そうして店の中に入り、受付をする。 「あら今度はその子がメンバー候補ね」 「ええ。入れるかは演奏次第ですけど」 「頑張ってね成瀬さん」 「はい」 緊張しながらスタジオに入る。ドラムの準備をする神奈子。その間紫音達も 一応準備する。神奈子がドラムを叩き出す。 「だいぶ緊張してるわねあの子」 「まぁ天音さんに聞かせるのですから無理はないでしょう」 「でも、良いリズムではあるわね」 少し練習をしてから紫音が本番にすると言い、神奈子はさらに緊張する。 「それじゃ準備はいい?」 「はい。お願いします」 神奈子には自分達の曲を演奏する様に言っている。なのでその曲を 神奈子は演奏した。 その演奏を紫音は静かに聞く。そして演奏が終わる。少しの間沈黙する が神奈子が紫音に話しかけた。 「どうでしたか?」 「ごめんなさい。私達のレベルにはなってないわ」 「そ、そうですか。でも、これから上達すれば」 「そうね。それまでに私達が違うドラマーを見つけてなければね」 紫音は少し厳しく言った。それで彼女がやる気を出して上達して くれればと言う意味もあった。おそらく緊張からか神奈子は あまりうまく演奏できなかった。だから次は自信を持って演奏 してほしいとも思った。 先にスタジオを出た神奈子。受付で菫に声をかけられるが、落ち込んで いて気づかずに店を出て行った。 その後に菫は紫音から神奈子は合格しなかったと教えられた。 その神奈子は家に帰り、お風呂の中でもまだ落ち込んでいた。 「やっぱり私じゃダメなのかな。見た目から入ってそれからそれなりに 練習はして今のバンドに入ったけど、そこでもうまくできてない。どう したらいいんだろう」 部屋に戻ってスティックを握り、練習をする。その間にも紫音のライブを 見ていた。どのライブハウスも今はライブの動画を配信しているので 誰でもみることができる。 「やっぱり天音さんはすごい。その天音さんからあの二人は認められて 隣にいるんだ。私も天音さんの隣に、いや後ろで天音さんの歌を 支えるんだ」 紫音のライブを見てやる気を出した神奈子。その紫音は神奈子を待つ 間もメンバー探しはしていた。まだベースが決まってないからだ。 そんなメンバー探しをしている中、凍夜が紫音に話しかけてきた。

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