7.― DOUBLE KILLER ― どうして、空回りばかりしてしまうのか。今日こそは話せるチャンスだと思えた のに。要らぬ邪魔のせいで、蓮夢を手放してしまった。 しかも報告へ行ってみれば、イワンはここ数日“組合”の本部である、ウィンス トン記念図書館へは来ていないそうだった。完全な無駄足である。 かと言って、すぐにそこを離れられる訳もなく。組合長の河原崎と話し、その後 も秋澄に捕まってあれこれ話してる内に、二十時を過ぎてしまった。 そして、今更どうとなる訳でもないのに、諦め悪く俺は――輝紫桜町へ来てしま った。 気付いていた。蓮夢が飲みに誘うのも、色目を使って来るのも、全てはセックス ワークを避ける口実を作りたくてやっている事だと。 おそらく本人も気付いていない筈だ。無意識のSOSを。 心は逃げたがっているのに、現実を直視する思考がそれを拒んでいる。そしてあ の性格だ、自分の判断で逃げるなんて選択はしないだろう。 続ける理由はなくなったけど、辞める理由が見つからない。そう言っていた。 だから無理矢理にでも引っ張ってやるべきだったと、今になって後悔して日増し にその思いが強くなっていくばかりだった。 元々、面倒見の良い方だと言う事は認める。年下も年上も関係なく。だが、お節 介な性分じゃなかった。なのに蓮夢に関してはその領域にいる。何故こうも気にか けてしまうのか。 元来、俺が情を抱く人間ってのは、苦楽を共にしてきた幼馴染みや、戦場で何度 も死線を潜り抜けて来た様な戦友ぐらいだった。良くも悪くも時間をかけて関係を 築いていく。 しかし、蓮夢に関しては、そんな時間をすっ飛ばしてしまってる。こんな事は今 までの人生でなかった事だった。それぐらい蓮夢と言う奴は俺の中では特殊な存在 だった。それとも、今までの俺の世界が狭かっただけなのだろうか。 そんな事を考えながら、輝紫桜町の門前まで来た。相変わらず人の出入りは激し く、門の中から飛び交う原色のネオンが混ざり合った赤紫の鈍い灯りが、ドロドロ と溢れ出していた。 馬鹿げている、蓮夢はもう客のところにいるかもしれないのに。仮にこの門を超 えてすぐの裏路地に、あの時の様に蓮夢がいたらどうするんだ。それすらも決まっ てもいないじゃないか。柄にもなく勢い任せでここまで来て。 しかし、こんなところで突っ立ている訳にもいかない。門を超えて裏路地の方を 覗いてみた。 「お待たせぇー!」 背後から予期せぬ衝撃が襲う。何者かが抱き付いてきた。――女か。 「おっ、おい!」 「ごめぇん! 遅くなっちゃった!」 何を勘違いしてるんだ、この女は。振り払おうするが微妙に動きを合わされて振 り払えなかった上に、腕の力もそれなにある。 わざとらしく胸を押し当てて来る。どうという訳ではないが、気が焦って来た。 「まっ待て! 俺は違う! 人違いだ!」 女の力が緩んだ。誤解が解けたと思ったが、また少し抱きしめる力が入る。親し い相手にする抱擁の様な。なんだろ、この感じ僅かに見覚えがある。 「何しに来たんだよ……」 さっきまでの高い声とは違う、聞き慣れた男の声にギョッとする。無理矢理、女 の腕を引き剥がして振り向く。 「お前……」 「スッゲェ慌ててた! 鉄志さん可愛過ぎだよ」 ケラケラと無邪気に笑っている女は、まるで雰囲気が違うが声が紛れもなく蓮夢 だった。視覚と聴覚の情報が嚙み合わず混乱してきた。 女は紛れもなく、蓮夢だった。女装した蓮夢と言う正確な答えに意識が追い付く のもう少しかかりそうだった。 「蓮夢、お前なんて格好してるんだ」 「お客のリクエストさ、“メスの格好で来い”だって。最初は断ったんだけど、オ プション料払うって言ったから、込み込みで七十って言ったら、払うって言うから さ、久し振りに気合い入れて化けてみたよ。どうよ? イイ感じだろ? ところで おっぱい揉む?」 両手で胸を寄せて迫って来る。一体、どんな仕掛になっているんだ。 「よ、よせっ!」 蓮夢と距離を取ると、謎めいた胸はともかくとして、不覚にも蓮夢の容姿に目を 奪われた。 ロングヘアのカツラは少し前髪が目にかかる雰囲気が普段の蓮夢に似ていた。毛 先はビビットピンクと青紫に染められてある。 漆黒のワンピースのドレスは非対称で、左の素足を露出させ、あちこちに革ベル トが付いたパンクな雰囲気に、丈の短い赤い革ジャンを羽織っていた。 撫肩とは言え、立っ端もあるので完全に女性と言う訳ではないが、よく似合って いた。何時も思うが、蓮夢は自分をコーディネートするのが上手かった。年がら年 中スーツで済ませてしまって、着飾る事を放棄している俺でも、ハイセンスだと感 じた。 それにしても相変わらず大金を稼ぐものだ。大歓楽街、輝紫桜町のポルノデーモ ンの存在感は絶対的だな。そんな大物の蓮夢を、どうやって納得させればいいのだ ろうか。 「って、馬鹿をやってる場合じゃないや。そろそろ行かないと……。何しに来たか のか知らないけど、今更どうしようもないからね、安っぽい言葉は受け付けないよ 鉄志さん」 考えてる間に蓮夢は踵を返す。俺が何しに来たか知っているくせに、釘を刺して きた。 もう出たとこ勝負をするしかないのか。ここで蓮夢を行かせる訳にはいかない。 「蓮夢、待て!」 左腕を掴んで行かせない。コネクターデバイスとチタンの骨がインプラントされ ているせいなのか、少し冷たく感じる。 もっと早くに、こうするべきだったんだ。雨の降る裏路地で泣かせた日に。グロ ックを受け取ったあの日に。 「離してよ」 「仮病でもなんでも誤魔化す方法はある筈だ」 「金が必要だって何度も言っただろ、どうしようもないじゃん」 どうしようもない事は理解している。しかし、そんな現実を鵜吞みにし続けてい いのか。それがずっと引っ掛かっている。 不条理過ぎる。現実なんてそんなものと言って流したくなかった。 「それじゃ、何時までも抜け出せない。それはお前が一番よく分かってる筈だ」 「そんなの……鉄志には関係ない話だろ、俺のもん……」 「今日の客って雄也だろ?」 抵抗する蓮夢の力が抜ける。図星だった様だ。嫌な予感が当たってしまったな。 「朝会った時から表情が曇ってた。その後も、先の事を気にしてる素振りを見せて た。俺にだってそれぐらい分かる」 蓮夢の今抱えている現実や経済状況をすぐに解決する事は出来ないが、事ある毎 に乱暴を働く雄也とか言う客だけは回避させたい。まずはそこからだ。 「蓮夢、余計な世話だってのは分かってる。俺とお前の関係も今だけだ。でも相棒 には変わりない。お前には、良い未来を生きて欲しい」 今日アクアセンタービルに潜入して、今後の方針も概ね固まった。 決して油断できる状況ではないが、不意に思った事があった。この仕事が全て終 わった後の事を。未来の事なんて、今までロクに考えた事もない様な俺がだ。 どんな結末になろうと、“組合”の殺し屋と輝紫桜町のハッカーがそれ以上行動 を共にする事はないし、そうあるべきだ。 だとすれば、残された期間の中で蓮夢を何とかしてやりたい。助けてくれた借り をどうしても返したかった。 俯いたまま軽い溜息をした蓮夢が俺を裏路地へ連れて行く。周りの目が気になっ ている様だった。 あの雨の日の裏路地だ。手を引っ張りそこまで連れて来られる。ここだと眩しい ぐらいのネオンライトも木漏れ日の様に控え目で落ち着いていた。 そして改めて実感した。あの時の蓮夢を見る俺の目は、今とはまるで違っている と。そして蓮夢の目もそうだ。――俺達は別人になってしまったのだろうか。 「勝手な言い分だよ……。そう言ってくれるのも、気にかけてくれるのも嬉しいけ どさ、俺はこういう人間なんだよ。だから……」 蓮夢の言う事は正しい。どうにもならない現実。勢い任せに理想や願望を話す俺 は、さぞかし愚かに思われているだろう。それでも引く気はなかった。 あまり気が進まないが、蓮夢を壁際に追い詰める。反射的に突き出してきた右手 を抑えて、蓮夢の下顎に指を添えた。 突然の事に怯む蓮夢の目を見詰める。男相手に何をやっているんだと言う野暮は この際抜きで仕掛けてみる。 「俺が今夜、ヤツの倍の値でお前を買ったら、辞めるか?」 これなら施しでもないし、借りにはならないだろう。それにしても、よくこんな キザったらしい真似ができるなと、自分自身に呆れてしまう。 何時も安っぽく俺を誘ってくるんだ。全て冗談だったと言う事はない筈だ。現に 蓮夢の鼓動が激しくなっているのが伝わってくる様だった。 長く思える沈黙の中、蓮夢は口元を結んだあと、ゆっくりと緩めて笑みを浮かべ たが、その目は反抗的で喜んでいる風ではなかった。 「辞めない……」 見透かされている様に思えた――その気なんかないくせに、と。 そして腹の底に感じる、妙な敗北感が胸まで込み上げて来た。相棒の俺よりも乱 暴な客を選ぶのか。 未来と可能性を秘めた自分よりも、輝紫桜町のポルノデーモンを選ぶのか。 何故なんだ、どうしてなんだと憤りを覚えた。つくづく蓮夢って奴は、思い通り にならないな。 儘ならないやり取りに歯噛みしていると、隙を突かれて俺の方が壁際に押し付け られた。両手に頬を抑えられて、蓮夢から視線を逸らせない姿勢になる。 確かに性別による区別なんかどうでもよく思える。恍惚めいた色っぽい蓮夢の目 に釘付けになっていた。――でも、どこかのタイミングで拒まなくては。 「絶対、鉄志には売らない。今決めた。冗談抜きだよ。だって、俺は……」 「おい! 蓮夢!」 何処か気まずい雰囲気を怒声が断ち切った。その声にビクリと蓮夢が反応する。 蓮夢の後ろに立っている奴が怒鳴ったらしいが、疑問らしいものは沸いてこなか った。凍り付いた蓮夢の表情と、微かに怯えた目が語っていた。――雄也か。 「雄也、ごめんごめん! ちょっと仕事仲間と会って話してたんだ。ほら、御望み 通りのビッチになってきたぜ。今夜はうんと楽しませてあげるよ……」 蓮夢は一瞬で気持ちを切り替え、妖艶な雰囲気を振り撒く様に雄也にすり寄って 行く。客観視するならプロだなと感心するが、相棒としてはあまり見たくない光景 だった。 なるほど、コイツが雄也か。確かにガタイは良い。バランスが整っているからジ ム通いもしている様だ。建設業の社長と言うだけあって、着こなしているスーツも ブランド物だった。 蓮夢の笑顔には反応せずに、こちらを睨んでいる。一先ずこっちは平常でいた方 が良さそうだ。どの辺りから見られていたのか、誤解されている事は間違いなさそ うだった。 蓮夢にとっては一番望まない状況だろうな。しかし、俺はこの状況を想定してい た。蓮夢には悪いが――むしろ望むところだった。 「テメェ、舐めてんのか? あ? 客を待たせた挙げ句、男と会ってるって。この クソ売女野郎が!」 案の定、雄也は逆上して蓮夢の胸倉を掴み罵声を浴びせた。 「おい、勘弁してやってくれ。蓮夢の話は本当だ、たまたま会ったから話してただ けだ。俺の会社の手伝いをしてもらってる。優秀なプログラマーだよ」 雄也へ近づき、嘘のない本当の話で弁解する。蓮夢の胸倉を掴む手にそれとなく 触れて離す様に促す。本音を言えば、へし折ってやりたい。 「触んな! 誰だよテメェ? コイツがプログラマー? 笑わせんな、輝紫桜町の 男娼の分際で!」 一先ず蓮夢から手が離れた。当たり前の様に、蔑む言葉を留まる事なく次から次 と飛ばして来る。耳が痛かった。ここまで酷くはないが俺も似た様な感情を蓮夢に 向けていた事はある。今だけは蓮夢の顔を見れなかった。 「雄也、本当なんだよ。昼は違う仕事してて、その人のお世話になってるんだ。気 を悪くしたなら謝るから、本当になんでもないんだよ」 パチッと乾いた音。手の甲で蓮夢に平手打ちをした音だった。反射的に左頬を押 されている。 「クソは黙ってろ! ケツ開くしか能のないヤツが昼間の真っ当な仕事なんか出来 る訳ねぇだろが! 舐めた嘘つきやがって!」 これで決まりだな。俺の方もスイッチが入った。――待ち侘びてたよ、雄也。 さて、このクソガキをどうやって痛めつけてやろうか。とは言え素人だ、抵抗も させないし、加減を誤ると大事になる。 「なんだ、おっさん。やんのかぁ?」 わざわざ確認するな。こっちはそのつもりだって目をしているんだ。キッカケが 欲しいならくれてやる。 「聞こえてんだろ? 俺達が違うって言ったら違うんだよ。大概にしとけよ、この クソガキが……」 予想通り雄也が仕掛けて来た。コケ脅しに胸倉でも掴みに手を伸ばしてきたんだ ろうけど、その手を逆に掴んで指を数本へし折る。尖らせた拳で喉仏を潰して声を 出させない。 髪を掴んで壁際へ連れて行く。抵抗すれば肝臓や肺を殴って動きを鈍らせた。 壁に叩き付けて更に数発、肝臓付近を殴る。激痛と呼吸困難。まともに動く事は 出来ないが、倒れる事は許さない。肘で壁に押さえ付ける。 「鉄志、ちょっと! 落ち着いてよ!」 蓮夢が止めに入るが、気にせず段取り通りに雄也を追い詰める。仕上げに拳銃を 見せ付け、銃口を口の奥まで押し込む。えずこうがもがこうが関係ない。その目に 恐怖に満たされるまで苦しめ続ける。 「貴様の性癖も、蓮夢のしている事もどうだっていいんだよ……。でも仲間を傷付 けるヤツはブッ殺す!」 小刻みに震え、嗚咽し始めた。その様子で確信する。――雄也を潰したと。 さて、どうするか。素人相手にこれ以上やっても仕方ないが、この角度で撃てば 弾は体内に留まって貫通しない。酔い潰れた体の死体にもできるが。 「鉄志さん、やめて。こんなヤツどうでもいいけど、俺が困るし、この街が許さな いよ……」 行き過ぎた判断に偏りかけていたところを、蓮夢が引き戻してくれた。 物足りない気もするが、これぐらいにしておいてやろう。 「二度と蓮夢と輝紫桜町に近づくな! お前みたいなカス、何時でも殺せるぞ」 口から銃を離し、拘束を解いてやる。その場に膝をついて、ありったけ吐き散ら した後、ナックルダスターをはめた蓮夢からのキツい一発で雄也は地面に叩き付け られノックアウトした。エゲつない物を持ち歩いてるな。 深呼吸を二つして、蓮夢は不満気な表情で迫ってくる。高いヒールを履いている ので、何時もより目線が同じぐらいになっていた。 「あーあ、七十万円が……。何してくれてんだよ、業務妨害だよ。勝手な事ばかり して!」 右手から外したナックルダスターで胸を小突いてくる。その感覚に苛付きを覚え るが、勝手をしたと言う自覚は持っているから、言い返すつもりはなかった。 「分かってる、身勝手だし自分でもどうかしてるって思うよ。でも、こんなヤツに お前が蔑まれてるってのが、我慢ならなかった」 七十万の損害を引き起こすには俺の動機、いや、衝動は軽率以外の何者でもない のは確かだった。 でも、後悔はしてない。蓮夢の苦痛の種を一つ排除したんだ。今の内にやるべき 事だった。 「やるなら、もう少し賢い手段でやって欲しかったよ。見ろよ、輝紫桜町の情報掲 示板。もう噂になってる。その女が俺だってバレるのも時間の問題さ。街に迷惑を かけた。街を仕切ってるとこに詫びを入れに行かないと……」 蓮夢から手渡された携帯端末に表示されている情報掲示板には、既に数十件、こ の場で起きたトラブルが詳細に投稿されていた。拳銃で脅していた事、俺の見かけ や特徴、女が男を殴り倒したと言う情報までもう入っている。 この道行く人々の目がまるで――輝紫桜町の眼そのものであるかの様だ。 「なんかもう、ヤる気なくなっちゃったなぁ……」 嫌味ったらしい溜め息を一つして、髪を掻き上げる。疲弊した冷めた目付きに忍 びなさが込み上げてくる。 「詫び入れが必要なら、俺も付き合うし、お前にも埋め合わせはする。損害を賠償 しろと言うなら、すぐにでも払う。悪かった……」 「お金で解決? はした金なんかごめんだね。ちゃんと詫びてもらわないと」 「望みはなんだ? 何でもしてやる。そのつもりでコイツを潰したんだ」 気絶して転がる雄也を足蹴にして、蓮夢の機嫌を取り繕うが、何でもと勢いで言 ってしまった事に後悔してきた。相手は蓮夢だぞ、何を言い出すのか分かったもの じゃない。 緊張も解けてきて、改めて今の蓮夢の姿を見る。わざとらしく考えている様な仕 草をしてる蓮夢に、少し不安になって来た。 「なら、お詫びに今すぐデートしろ」 ずいっと迫り、腰に両手を添えた太々しい態度から飛び出したデートと言う言葉 は、一体どこまで要求してくるのだろうか。 「デートって……」 「埋め合わせしてくれるんだろ? お腹空いた。飯と酒おごれ、俺に尽くして」 意外にもライトな要求だった。ただの酒の誘いをデートと言う言葉を使うのなら お安い御用だった。 俺も蓮夢とは酒を飲みたいと思っていたから好都合じゃないか。 それとも、蓮夢が俺に合わせているだけなのだろうか。七十万とは釣り合わない 要求にも思えるが。 「わかった、今夜は付き合う……。ってお前、その格好でいく気か?」 「当たり前だろ、今から着替えに帰るの面倒臭いし」 有無を言わせず右腕に抱き着いて来る。反射的に抵抗したが、力はしっかりと男 のそれだった。無邪気な笑みを浮かべている。 俺は今から、綺麗と言えども、女装した蓮夢とこの輝紫桜町を歩くのか。そして 何処かで酒を飲む。あまりにもカオスな話じゃないか。 しかし、俺にはもう拒否権はなかった。 「大丈夫だよ、ちゃんと化けるからさ、ダーリン……。おっぱい揉む?」 「黙れ……」 猥雑に飛び交うネオンライトと無遠慮な喧騒のせいか何かは知らないが、眩暈が してきた。
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